
Excelでデータを整理して10月の株式市場の動きを振り返ってみましょう。
本記事では、2025年10月の株価指数(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)と10年国債金利の動きを振り返りつつ、過去との比較や年初来の推移もチェックしていきます。
- 本記事は、筆者が個人的な興味からまとめたものです。筆者は投資の専門家ではないため、内容には誤解・過誤・計算ミス・解釈の間違いなどが含まれている可能性があります。
- 実際の投資判断を行う際には、本記事の内容に過度に依存せず、ご自身で十分に確認・ご判断いただくようお願いいたします。また、必要に応じて信頼できる専門家へのご相談をおすすめします。
- 本記事の内容をもとに、株式売買などの投資判断を行うことは推奨しておりません。
- 株式取引はリスクを伴う行為であり、最終的な判断はすべてご自身の責任でお願いいたします。
- データの活用については、十分に確認を行った上で使用してください。
2025年10月の株価まとめ
主要インデックス(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)の10月の成績です。
10月の国内株式市場は大きく上昇し、なかでも日経平均は前月比で16%を超える急騰となりました。TOPIXも堅調に推移し、全体的に明るいムードが広がりました。 米国市場も引き続き上昇基調を維持し、S&P500やナスダック総合もそろって続伸。日米ともに株式市場は好調な月となりました。
| 指数 | 8月末終値 | 9月末終値 | 前月比(%) |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 44,932.63円 | 52,411.34円 | 16.64% |
| TOPIX | 3,137.60pt | 3,331.83pt | 6.19% |
| S&P500 | 6,688.46pt | 6,840.20pt | 2.27% |
| ナスダック総合 | 22,660.01pt | 23,724.96pt | 4.70% |
ただ、今回の日経平均の上昇は一部の値がさ株が主導しており、実際には「そこまで上がった実感がない」と感じた方も多いかもしれません。TOPIXとの上昇幅の差が大きかったことからも、広範な銘柄には十分に波及していない様子がうかがえます。
各指数の動き
日経平均
月初の安値(44,357円)から月末の高値(52,411円)まで、約8,000円もの大きな値動きとなり、前月比では+16.64%の急上昇を記録しました。中旬には一時的な調整も入りましたが、終盤にかけて再び買いが強まり、月末は高値での着地となりました。
日々の値動きのばらつきを示す標準偏差は1.71%と、ややリスクの高い展開だったことも特徴です。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 44,932.63円 | 25/09/30 |
| 今月高値 | 52,411.34円 | 25/10/31 |
| 今月安値 | 44,357.65円 | 25/10/01 |
| 今月末終値 | 52,411.34円 | 25/10/31 |
| 前月比 | +7,478.71円 | |
| 前月比(%) | +16.64% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 1.71% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 8,053.69円 |
TOPIX
10月のTOPIXは、月初に一時3,072ポイントまで下落する場面がありましたが、その後は徐々に回復し、月末には過去最高水準となる3,348ポイントを記録しました。月間では+6.19%の上昇となり、全体的に堅調な動きだったと言えます。前半はやや不安定な展開も見られましたが、中旬以降はしっかりとした上昇トレンドに。
日々の値動きのばらつきを示す標準偏差は1.28%と、やや大きめの振れ幅があった点も特徴的でした。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 3,137.60pt | 25/08/29 |
| 今月高値 | 3,348.06pt | 25/10/31 |
| 今月安値 | 3,072.20pt | 25/10/02 |
| 今月末終値 | 3,331.83pt | 25/10/31 |
| 前月比 | +194.23pt | |
| 前月比(%) | +6.19% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 1.28% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 275.86pt |
S&P500
10月のS&P500は、月初からじわじわと上昇を続け、月末には6,840ポイントまで伸びて前月比+2.27%の上昇となりました。中旬には一時6,550ポイント付近まで下落する場面もありましたが、下旬にかけて再び買いが入り、最終的には高値圏での着地となりました。
日々の値動きを示す標準偏差は0.84%と、比較的落ち着いた値動きだったのも特徴です。全体としては、調整を挟みながらも上昇したひと月だったと言えそうです。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 6,688.46pt | 25/09/30 |
| 今月高値 | 6,920.34pt | 25/10/29 |
| 今月安値 | 6,550.78pt | 25/10/10 |
| 今月末終値 | 6,840.20pt | 25/10/31 |
| 前月比 | +151.74pt | |
| 前月比(%) | +2.27% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 0.84% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 369.56pt |
ナスダック総合
10月のナスダック総合は、一時22,193ポイントまで下落する場面もありましたが、その後はしっかり反発し、月末には23,724ポイントで着地。前月比では+4.70%の上昇となりました。月後半には一時24,000ポイント台に乗る場面もあり、勢いのある展開でした。
月間の値動き幅は1,800ポイントを超え、前日比の標準偏差も1.19%と、やや大きめの振れ幅が見られた月だったと言えます。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 22,660.01pt | 25/09/30 |
| 今月高値 | 24,019.99pt | 25/10/29 |
| 今月安値 | 22,193.07pt | 25/10/10 |
| 今月末終値 | 23,724.96pt | 25/10/31 |
| 前月比 | +1,064.95pt | |
| 前月比(%) | +4.70% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 1.19% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 1,826.92pt |
騰落率の比較
2025年9月末の終値を基準にした日経平均、TOPIX、S&P500、ナスダック総合の騰落率(%)を比較します。
10月の前半は、比較的落ち着いた動きを見せていましたが、中旬以降は徐々にリスク指標(暴落率)が上昇していきました。特に日経平均は月末にかけて大きく上昇し、TOPIXもそれに続く形で堅調な動きに。米国市場は全体的に穏やかな値動きでしたが、後半にかけてじわじわと上昇する展開となりました。
全体としては、株価が上がる一方で、値動きの振れ幅も大きくなっており、リスクが高まっている印象のある月でした。

年初来の価格推移
日経平均
年初から3月までは下落が続いていましたが、4月中旬以降は反発に転じ、特に10月には前月比+16.64%という大幅な上昇を記録しました。終値は52,411円となり、年初から12,516円高と、年高値を更新しています。
年間を通じた値動きの幅は21,618円とかなり大きく、リスク指標(標準偏差)も6.04%と高めの水準です。4月の年安値(30,792円)からの回復は力強く、振れ幅の大きいながらも、しっかりと上昇トレンドを描いた印象です。
ローソク

線(月末終値)と棒グラフ(前月比%)

| 前年末終値 | 39,894.54円 | 24/12/30 |
| 今月末終値 | 52,411.34円 | 25/10/31 |
| 年高値 | 52,411.34円 | 25/10/31 |
| 年安値 | 30,792.74円 | 25/04/07 |
| 前年比 | +12,516.80円 | |
| 前年比(%) | +31.37% | |
| リスク(前月比%の標準偏差) | 6.04% | |
| 変動幅(年高値ー年安値) | 21,618.60円 |
S&P500
年初は3月まで下落が続いていましたが、4月中旬以降は反発に転じ、10月には年高値となる6,920ポイントを記録しました。月別では、5月の+6.15%をはじめとして、安定した上昇が続いた印象です。
年間の値動き幅は2,085ポイントとそこそこ大きく、リスク指標(標準偏差)は3.27%と、ほどほどのボラティリティの中で堅調なパフォーマンスを見せています。
ローソク

線(終値)と棒グラフ(前月比%)

| 前年末終値 | 5,881.63pt | 24/12/31 |
| 今月末終値 | 6,840.20pt | 25/10/31 |
| 年高値 | 6,920.34pt | 25/10/29 |
| 年安値 | 4,835.04pt | 25/04/07 |
| 前年比 | +958.57pt | |
| 前年比(%) | +16.30% | |
| リスク(前月比%の標準偏差) | 3.27% | |
| 変動幅(年高値ー年安値) | 2,085.30pt |
騰落率の比較
年初から春にかけては、日経平均もS&P500も大きく下落し、4月にはそれぞれ▲21.95%(4月7日)、▲15.28%(4月8日)という急落を記録しました。その後は両指数ともに回復基調へと転じ、10月末には日経平均が+31.37%、S&P500が+16.30%まで上昇。特に夏以降の日本株の勢いは目を見張るものがあり、日経平均の力強い戻りが印象的でした。

過去の10月データと比較
日経平均
前月比+16.64%という今回の急騰は、1970年以降の10月としては1990年(+20.07%)に次ぐ、歴代2位の好成績となりました。
過去の10月は上昇した年が29回、下落した年が27回と、ほぼ五分五分の結果。平均の騰落率は+0.34%と控えめですが、標準偏差が6.72%と高めで、値動きの大きさ(ボラティリティ)が目立つ月でもあります。そんな中で、2025年の10月はひときわ力強いパフォーマンスを見せた印象的な月となりました。
| 2025年10月の騰落率(前月比%) | +16.64% |
| 成績 | 2位/56年 |
| プラスの年 | 29回 |
| マイナスの年 | 27回 |
| リスク(騰落率の標準偏差) | 6.72% |
| 平均騰落率(算術平均) | 0.34% |
年ごとの9月騰落率

騰落率の分布

S&P500
前月比+2.27%の上昇は、1960年以降の10月としては61年間で23位にランクインしており、まずまずの好成績と言えるでしょう。
10月の平均騰落率は+0.97%、標準偏差は5.86%と、もともと値動きが大きくなりやすい月です。そうした中で、2025年の値幅は比較的平均的で、落ち着いた動きだったと言えそうです。
| 2025年10月の騰落率(前月比%) | +2.27% |
| 成績 | 23位/61年 |
| プラスの年 | 36回 |
| マイナスの年 | 25回 |
| リスク(騰落率の標準偏差) | 5.86% |
| 平均騰落率(算術平均) | 0.97% |
年ごとの9月騰落率

騰落率の分布

日本国債10年利回りの推移
2025年10月の10年国債金利は、月初の1.662%からスタートし、10月8日には一時1.701%まで上昇。その後は10月17日に1.638%まで低下する場面もありましたが、月末には再び1.670%と、ほぼ前月と同じ水準に戻りました。
全体としては、金利は一定のレンジ内で推移しており、大きな変動はなく、比較的落ち着いた動きのひと月だったと言えそうです。

| 前月末 | 9月末 | 安値 | 高値 |
|---|---|---|---|
| 1.662% 2025/9/30 | 1.670% 2025/10/31 | 1.638% 2025/10/17 | 1.701% 2025/10/8 |
今年の推移
年初は1.15%前後でスタートし、春先には一時1.13%まで低下しましたが、その後はじわじわと上昇に転じました。夏以降は1.6%台で安定して推移し、10月末には1.67%を記録。年初から見ると、約0.5ポイントの上昇となりました。
全体としては、金利は緩やかな上昇トレンドを描いています。

まとめ
2025年10月のマーケットは、株式市場が全体的に好調なひと月となりました。日経平均は前月比+16.64%と大きく上昇し、10月としては過去2番目の上昇率を記録。米国市場も堅調で、S&P500やナスダック総合もじわじわと値を伸ばしました。
一方、金利は比較的安定しており、10年国債利回りは1.6%台で落ち着いた動きに。株高と金利安定が同時に進んだことで、投資環境としてはいいムードが広がった月だったと言えそうです。

毎日のニュースだと追いかけるのが大変だけど、こうやって月ごとにまとめるとスッキリ見えて面白いです。