
Excelでデータを整理して2026年3月の株式市場の動きを振り返ってみましょう。
本記事では、2026年3月の株価指数(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)と10年国債金利の動きを振り返りつつ、過去との比較や年初来の推移もチェックしていきます。
- 本記事は、筆者が個人的な興味からまとめたものです。筆者は投資の専門家ではないため、内容には誤解・過誤・計算ミス・解釈の間違いなどが含まれている可能性があります。
- 実際の投資判断を行う際には、本記事の内容に過度に依存せず、ご自身で十分に確認・ご判断いただくようお願いいたします。また、必要に応じて信頼できる専門家へのご相談をおすすめします。
- 本記事の内容をもとに、株式売買などの投資判断を行うことは推奨しておりません。
- 株式取引はリスクを伴う行為であり、最終的な判断はすべてご自身の責任でお願いいたします。
- データの活用については、十分に確認を行った上で使用してください。
2026年3月の株価まとめ
まずは、主要インデックス(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)のパフォーマンスを見ていきましょう。
| 指数 | 前月末終値 | 今月末終値 | 前月比(%) |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 58,850.27円 | 51,063.72円 | -13.23% |
| TOPIX | 3,938.68pt | 3,497.86pt | -11.19% |
| S&P500 | 6,878.88pt | 6,528.52pt | -5.09% |
| ナスダック総合 | 22,668.21pt | 21,590.63pt | -4.75% |
2026年3月の株式市場は、主要指数がそろって下落し、全体的に調整色の強い1カ月となりました。
特に日本株は下げ幅が大きく、日経平均は -13.23%、TOPIXも -11.19% と、2月までの上昇ムードから一転して厳しい展開になりました。ここ数カ月で積み上がっていた上昇分を、一気に吐き出すような動きだった印象です。
一方、米国株も弱含みで、S&P500は -5.09%、ナスダック総合は -4.75% とそろって下落しました。
日本株ほど急な下げではないものの、全体として慎重な空気が広がった1カ月でした。
少し重たいムードの相場ではありましたが、こうした調整局面は、次のチャンスに向けて相場を整理する期間ともいえます。焦って動かず、落ち着いて様子を見ていきたいところです。
各指数の動き
日経平均
2026年3月の日経平均は、まさにジェットコースターのような値動きとなった1カ月でした。
月初には 58,365円 の高値をつけましたが、その後は下落基調が続き、月末には 51,063円 まで下落。前月末と比べると -13.23% と、大きな調整となりました。高値から安値までの変動幅も 7,806円 に達しており、投資家にとっては一日ごとの値動きに気を抜けない展開だったといえます。
中東情勢の警戒感に加え、2月まで続いていた上昇の反動もあり、利益確定売りやリスク回避の動きが一気に広がったのでしょうか。厳しい下げではありましたが、こうした調整局面は次の相場の流れを見極める大事な時期ともいえそうです。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 58,850.27円 | 2/27 |
| 今月高値 | 58,365.21円 | 3/02 |
| 今月安値 | 50,558.91円 | 3/31 |
| 今月末終値 | 51,063.72円 | 3/31 |
| 前月比 | -7,786.55円 | |
| 前月比(%) | -13.23% | |
| 前日比平均(算術平均) | -0.65% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 2.31% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 7,806.30円 |
TOPIX
2026年3月のTOPIXも、日経平均と同じく下落基調が続いた1カ月でした。
月初に 3,898pt をつけたあと徐々に値を下げ、月末には 3,497pt で終了。前月末比では -11.19% と、こちらもかなり大きな下げ幅となりました。月中には 3,447pt まで下落する場面もあり、年初に近い水準まで押し戻されています。
TOPIXは日経平均に比べて値がさ株の影響を受けにくい指数だと思いますが、それでもこれだけ下げたということは、特定の銘柄だけではなく、幅広い銘柄で売りが広がったといえそうです。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 3,938.68pt | 2/27 |
| 今月高値 | 3,898.42pt | 3/02 |
| 今月安値 | 3,447.34pt | 3/23 |
| 今月末終値 | 3,497.86pt | 3/31 |
| 前月比 | -440.82pt | |
| 前月比(%) | -11.19% | |
| 前日比平均(算術平均) | -0.54% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 2.12% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 451.08pt |
S&P500
2026年3月のS&P500は、年明けから続いていたレンジ相場をやや下抜けし、慎重なムードが広がる1カ月となりました。
月初には 6,901pt の高値をつけましたが、その後はじわじわと下落し、月末終値は 6,528pt。前月末比では -5.09% と、米国株も調整色が強まりました。月中には 6,316pt まで下げる場面もあり、高値から安値までの変動幅は 584pt。ただ、前日比の標準偏差は 1.11% と日本株ほど急激な値動きではないようです。
月末にかけてはやや持ち直す動きも見られたため、4月以降の反発につながるかどうかが気になるところです。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 6,878.88pt | 2/27 |
| 今月高値 | 6,901.01pt | 3/02 |
| 今月安値 | 6,316.91pt | 3/30 |
| 今月末終値 | 6,528.52pt | 3/31 |
| 前月比 | -350.36pt | |
| 前月比(%) | -5.09% | |
| 前日比平均(算術平均) | -0.23% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 1.11% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 584.10pt |
ナスダック総合
2026年3月のナスダック総合も、他の主要指数と同じく下落基調となり、特に中旬以降は売りが重たく感じられる展開でした。
月初には 22,906pt の高値をつけましたが、その後は調整が続き、月末には 21,590pt で終了。前月末比では -4.75% となりました。月中には 20,690pt まで下げる場面もあり、高値から安値までの変動幅は 2,216pt と大きくなっています。前日比の標準偏差も 1.46% と、S&P500より値動きの大きさが目立ちました。
ローソク

線(終値)

| 前月末終値 | 22,668.21pt | 2/27 |
| 今月高値 | 22,906.72pt | 3/10 |
| 今月安値 | 20,690.25pt | 3/30 |
| 今月末終値 | 21,590.63pt | 3/31 |
| 前月比 | -1,077.58pt | |
| 前月比(%) | -4.75% | |
| 前日比平均(算術平均) | -0.21% | |
| リスク(前日比%の標準偏差) | 1.46% | |
| 変動幅(高値ー安値) | 2,216.47pt |
騰落率の比較
2026年3月は、月を通して全体的に下落基調が続く展開となりました。月初は比較的小幅な動きで始まりましたが、3日は4指数すべてがマイナス圏に入り、その後もじわじわと下落幅を広げていきました。
特に日本株は下げが目立ち、日経平均とTOPIXは中旬以降に下落ペースが強まり、月末にはそれぞれ -13%前後、-11%台 まで下げ幅が拡大しました。2月までの上昇が大きかった分、その反動も意識されたかもしれません。
一方、米国株もS&P500とナスダック総合がそろって右肩下がりとなり、月末時点では -5%前後、-4%台 の下落となりました。日本株ほど急な下げではないものの、安心感のある動きとは言いにくく、市場全体に慎重な空気が広がっていたことがうかがえます。
4指数の騰落率を並べて見ると、そろって下向きのカーブを描いており、3月は世界的にリスク回避ムードが強かったといえそうです。

年初来の価格推移
日経平均
2026年の日経平均は、年初からかなり値動きの大きいスタートとなりました。
1月は +5.93%、2月は +10.37% と力強く上昇し、2月には年初来高値となる 59,332円 を記録。年明けから強い買いが続き、市場には前向きなムードが広がっていました。ただ、3月に入ると流れが一変し、月間では -13.23% と大きく下落。月末には年安値に近い 50,558円 まで下げる場面もあり、ここまでの上昇分を一気に打ち消すような動きとなりました。
それでも前年末比では +1.44% と、わずかながらプラスを維持しています。年初からの変動幅は 8,773円 に達しており、この3カ月は強さと不安定さが同居する、かなり値動きの大きい相場だったといえそうです。
ローソク

線(月末終値)と棒グラフ(前月比%)

| 前年末終値 | 50,339.48円 | 25/12/30 |
| 今月末終値 | 51,063.72円 | 26/03/31 |
| 年高値 | 59,332.43円 | 26/02/26 |
| 年安値 | 50,558.91円 | 26/03/31 |
| 前年比 | 724.24円 | |
| 前年比(%) | 1.44% | |
| 変動幅(年高値ー年安値) | 8,773.52円 |
S&P500
2026年のS&P500は、年初こそ底堅く推移していましたが、3月に入ってやや重たい展開となりました。
1月には 7,002pt の年初来高値をつけるなど比較的しっかりした動きが見られましたが、2月は方向感に欠ける展開となり、3月には徐々に売りが優勢に。月中には 6,316pt まで下落する場面もありました。月末終値は 6,528pt となり、前年末比では -4.63%。2月までは比較的粘っていたものの、3月に入ってから下げが目立つ形となりました。
日本株ほど急激な値動きではありませんが、年初の高値から見ると調整色が強まりつつあり、4月以降にどこまで持ち直せるかが気になるところです。
ローソク

線(終値)と棒グラフ(前月比%)

| 前年末終値 | 6,845.50pt | 25/12/31 |
| 今月末終値 | 6,528.52pt | 26/03/31 |
| 年高値 | 7,002.28pt | 26/01/28 |
| 年安値 | 6,316.91pt | 26/03/30 |
| 前年比 | -316.98pt | |
| 前年比(%) | -4.63% | |
| 変動幅(年高値ー年安値) | 685.37pt |
騰落率の比較(年初来)
2026年の日経平均とS&P500の年初来推移を比べると、この3カ月は両者の値動きの違いがかなりはっきり表れています。
日経平均は1月から勢いよく上昇し、2月には +16%台 まで伸びるなど強い上昇基調が続きました。一方のS&P500はプラス圏を維持しながらも、上昇幅は 1〜2%台 にとどまり、比較的落ち着いた動きでした。しかし3月に入ると流れが変わり、日経平均は高値から -13%超 の急落。S&P500も -6%前後 まで下げる場面がありました。
直近高値からの下落率を見ると、日本株のほうが値動きの振れ幅が大きく、上昇局面でも下落局面でもボラティリティの高さが目立ちます。

直近高値からの下落率

過去の3月データと比較
日経平均
2026年3月の日経平均は -13.23% となり、過去57年の3月データの中でもかなり下げ幅の大きい年となりました。順位で見ると 57年中56位 で、長い期間の中でも目立つ下落だったことが分かります。
過去の3月を振り返ると、プラスだった年は33回、マイナスだった年は24回 と、全体としてはやや上昇する年が多めです。ただ、毎年安定して動くというよりは、比較的大きく上がる年もあれば下がる年もあり、上下どちらにも振れやすい月といえそうです。
平均騰落率は +1.15% ですが、標準偏差は 5.83% とやや大きく、年によって値動きに差が出やすい傾向もうかがえます。2026年3月は、その中でも下げ幅が目立つ年のひとつになりました。
| 2026年3月の騰落率(前月比%) | -13.23% |
| 成績 | 56位/57年 |
| プラスの年 | 33回 |
| マイナスの年 | 24回 |
| 平均騰落率(算術平均) | 1.15% |
| リスク(騰落率の標準偏差) | 5.83% |
年ごとの3月騰落率

騰落率の分布

S&P500
2026年3月のS&P500は -5.09% となり、過去62年の3月データでは 58位 にあたる水準でした。
S&P500の3月は、過去データでは プラスが39回、マイナスが23回 と、こちらも上昇した年のほうがやや多くなっています。2〜3%台の上昇 が見られる年が比較的多く、落ち着いた動きになりやすい月ともいえます。
一方で、過去には 1980年の -10.18% や、2020年の -12.51% のように、大きく下げた年もあります。2026年3月も、それらほどではないものの、やや大きめの下落となった月でした。
| 2026年3月の騰落率(前月比%) | -5.09% |
| 成績 | 58位/62年 |
| プラスの年 | 39回 |
| マイナスの年 | 23回 |
| 平均騰落率(算術平均) | 0.86% |
| リスク(騰落率の標準偏差) | 3.92% |
年ごとの2月騰落率

騰落率の分布

日本国債10年利回りの推移
今月の動き
2026年3月の日本国債10年利回りは、月初の 2.08% から月末には 2.36% へと上昇し、月を通して見るとじわじわと金利が上がる動きとなりました。大きく跳ねるというよりは、少しずつ水準を切り上げていくような流れだった印象です。

| 前月末 | 今月末 | 高値 | 安値 |
|---|---|---|---|
| 2.132% 2026/2/27 | 2.366% 2026/3/31 | 2.380% 2026/3/27 | 2.087% 2026/3/2 |
過去1年間
過去1年間で見ると、日本国債10年利回りは全体としてゆるやかに上昇する場面が増えてきました。
年末にかけて少しずつ水準を切り上げ、2026年に入ってからはいったん落ち着いたものの、3月は再び上向く動きが見られています。
株式市場では値動きの大きい月となりましたが、金利の動きも少しずつ変化しており、市場全体の空気感を確認するうえで引き続き気になる注目ポイントになりそうです。

まとめ
月の株式市場は、主要指数がそろって下落し、全体的に厳しさを感じる1カ月となりました。日本株は下げ幅が大きく、米国株もこれまでの落ち着いた流れからやや下方向に動く場面が見られました。
特に日本株は、1月・2月の上昇が大きかった分、その反動も意識されやすい月だったのかもしれません。S&P500も年初の高値から調整する形となり、市場全体に慎重な空気が広がっていたように見えます。
ただ、こうした調整局面は過去にもたびたびあり、その後に相場が持ち直していった年もあります。たとえば2025年も、4月に下げたあと徐々に落ち着きを取り戻し、その後の上昇につながっていきました。
大きく動いたあとの相場だからこそ、慌てて判断するよりも、次の流れをゆっくり確認していきたいですね。

3月は株価がドーンと下がってちょっとびっくりでした…。でも、こういうときこそ慌てずに…4月は頑張ってほしいです。