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2025年12月の株式市場を振り返り:静かな年末相場と1年の締めくくり

気になるメモ帳

Excelでデータを整理して2025年12月の株式市場の動きを振り返ってみましょう。

本記事では、2025年12月の株価指数(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)と10年国債金利の動きを振り返りつつ、過去との比較や年初来の推移もチェックしていきます。

内容に関するご注意
  • 本記事は、筆者が個人的な興味からまとめたものです。筆者は投資の専門家ではないため、内容には誤解・過誤・計算ミス・解釈の間違いなどが含まれている可能性があります。
  • 実際の投資判断を行う際には、本記事の内容に過度に依存せず、ご自身で十分に確認・ご判断いただくようお願いいたします。また、必要に応じて信頼できる専門家へのご相談をおすすめします。
  • 本記事の内容をもとに、株式売買などの投資判断を行うことは推奨しておりません
  • 株式取引はリスクを伴う行為であり、最終的な判断はすべてご自身の責任でお願いいたします。
  • データの活用については、十分に確認を行った上で使用してください。
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2025年12月の株価まとめ

まずは、主要インデックス(日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合)の12月のパフォーマンスを見ていきましょう。

指数前月末終値今月末終値前月比(%)
日経平均50,253.91円50,339.48円0.17%
TOPIX3,378.44pt3,408.97pt0.90%
S&P5006,849.09pt6,845.50pt-0.05%
ナスダック総合23,365.69pt23,241.99pt-0.53%

日本株は、日経平均・TOPIXともにわずかですがプラスで月を終えました。一方、米国株はS&P500・ナスダックともに小幅なマイナスとなっています。今月の主要指数は、途中で上げ下げする場面はあったものの、結果的には大きな変動はなく、比較的落ち着いた動きでした。年末ということもあり、利益確定の売りや様子見の雰囲気が強かったのかもしれません。

各指数の動き

日経平均

2025年12月の日経平均は、月を通して上げ下げを繰り返しながらも、最終的には小幅なプラスで終わりました。

高値と安値の差は約2,500円あり、数字だけを見ると大きく動いているように感じますが、終値ベースでは前月比+0.17%と、結果としては「ほんの少しプラス」といった水準です。中旬には一時51,000円台を回復する場面もありましたが、その後は調整が入り、年末にかけては再び50,000円台を維持する展開となりました。

また、リスク指標となる標準偏差も1.06%と、相場が大きく荒れるような状況ではなかったことが分かります。

ローソク
線(終値)
前月末終値50,253.91円11/28
今月高値51,127.69円12/12
今月安値48,643.78円12/18
今月末終値50,339.48円12/30
前月比85.57円
前月比(%)0.17%
リスク(前日比%の標準偏差)1.06%
変動幅(高値ー安値)2,483.91円

TOPIX

2025年12月のTOPIXは、月の前半から中盤にかけてやや不安定な動きがありましたが、後半にかけて持ち直し、最終的には前月比+0.90%と小幅ながらプラスで月を終えました。全体としては、「上下しながらも底堅く推移した1か月」といった印象です。

月初はやや下落して始まり、3,330pt台まで下げる場面も見られましたが、その後は徐々に回復。特に後半は3,400pt台を安定して推移し、高値圏を保つ展開となりました。

また、リスク指標となる標準偏差も0.87%と比較的落ち着いており、相場が大きく荒れるような動きは少なかったと言えそうです。

ローソク
線(終値)
前月末終値3,378.44pt11/28
今月高値3,436.75pt12/26
今月安値3,327.02pt12/03
今月末終値3,408.97pt12/30
前月比30.53pt
前月比(%)0.90%
リスク(前日比%の標準偏差)0.87%
変動幅(高値ー安値)109.73pt

S&P500

2025年12月のS&P500は、月を通して上げ下げを繰り返しながらも、最終的には前月比▲0.05%と、ほぼ横ばいで年末を迎えました。大きく崩れる場面はなかったものの、やや上値の重さが意識される1か月だったと言えそうです。

月前半は小幅な上下を繰り返しつつ、比較的落ち着いた動きが続きましたが、中旬には一時6,720pt台まで下落し、調整色がやや強まる場面もありました。その後は買い戻しが入り、月末には再び6,800pt台後半まで回復するなど、下値の堅さも確認できています。

また、リスク指標となる標準偏差は0.54%と低めで、全体として相場が大きく荒れるような状況ではありませんでした。

ローソク
線(終値)
前月末終値6,849.09pt11/28
今月高値6,945.77pt12/26
今月安値6,720.43pt12/17
今月末終値6,845.50pt12/31
前月比-3.59pt
前月比(%)-0.05%
リスク(前日比%の標準偏差)0.54%
変動幅(高値ー安値)225.34pt

ナスダック総合

2025年12月のナスダック総合は、月前半は比較的堅調に推移していましたが、中旬にかけてやや大きめの調整が入り、最終的には前月比▲0.53%と小幅なマイナスで年末を迎えました。

月初は23,000pt台後半を中心に、落ち着いた値動きが続いていましたが、12月10日に今月の高値をつけたあと、流れが一転。下落基調となり、特に12月17日には一時22,600pt台まで下げる場面もあり、調整ムードが強まった印象です。

ローソク
線(終値)
前月末終値23,365.69pt11/28
今月高値23,704.08pt12/10
今月安値22,692.00pt12/17
今月末終値23,241.99pt12/31
前月比-123.70pt
前月比(%)-0.53%
リスク(前日比%の標準偏差)0.76%
変動幅(高値ー安値)1,012.08pt

騰落率の比較

ここでは、2025年11月末の終値を基準 に、12月の日経平均・TOPIX・S&P500・ナスダック総合の騰落率(%)を比べていきます。

日経平均は、月初こそマイナス圏で推移する日がありましたが、中旬以降はプラスに転じる場面もあり、全体としては比較的落ち着いた動きとなりました。一方、TOPIXは日経平均と同じような動きですが、中旬から月末にかけては安定感のある推移となりました。

米国株を見ると、S&P500はプラスとマイナスを行き来しながらも、大きく崩れることはなく、横ばい圏での動きが中心でした。対してナスダック総合は、中旬にかけて大きめのマイナスとなる日がありましたが、月末に向けては持ち直す場面もあり、下値の堅さが感じられる展開でした。

年初来の価格推移

日経平均

2025年の日経平均は、年間を通して大きく上昇し、前年比+26.18%と力強いパフォーマンスを記録しました。前半は調整局面が続きましたが、夏以降は上昇基調がはっきりし、秋には一気に勢いが加速。まさに「波乱の前半、躍進の後半」と言える1年でした。

年前半は厳しい局面も多くありましたが、年末に振り返ってみると、結果的には大きく伸びた1年だったと感じられるのではないでしょうか。

ローソク
線(月末終値)と棒グラフ(前月比%)
前年末終値39,894.54円24/12/30
今月末終値50,339.48円25/12/30
年高値52,636.87円25/11/04
年安値30,792.74円25/04/07
前年比+10,444.94円
前年比(%)+26.18%
リスク(前月比%の標準偏差)5.87%
変動幅(年高値ー年安値)21,844.13円

S&P500

2025年のS&P500は、前年比+16.39%と力強いパフォーマンスを記録しました。前半は調整局面が続きましたが、春以降は徐々に持ち直し、夏から秋にかけては安定した上昇トレンドが続くなど、メリハリのある1年となりました。

前半の不安定な動きを乗り越え、後半にかけてしっかりと上昇した点が印象的です。特に夏以降の安定感は際立っており、米国株全体の底堅さを感じさせる展開だったと言えそうですね。

ローソク
線(終値)と棒グラフ(前月比%)
前年末終値5,881.63pt24/12/31
今月末終値6,845.50pt25/12/31
年高値6,945.77pt25/12/26
年安値4,835.04pt25/04/07
前年比+963.87pt
前年比(%)+16.39%
リスク(前月比%の標準偏差)3.04%
変動幅(年高値ー年安値)2,110.73pt

騰落率の比較(年初来)

日経平均は、年初から春にかけて大きく下落し、4月7日時点では▲21.95%と、年間で最も大きな下げ幅を記録しました。特に3〜4月はマイナスの日が続き、投資家にとっては厳しい時期だったと言えます。ただ、5月以降は徐々に回復し、夏から秋にかけては上昇ペースが一気に加速。10月には上昇率が+30%を超え、年間を通して最も勢いのある局面となりました。最終的には+26.18%で年を終え、前半の苦戦を取り戻すどころか、大きくプラス圏でフィニッシュしています。

一方、S&P500は日経平均と比較するとややおとなしい動きでした。前半に下落はあったものの、下げ幅は比較的限定的で、春以降は安定した回復基調が続きました。4月には一時▲15%前後まで下げる場面もありましたが、5月以降はプラス基調に転じ、夏から秋にかけては10〜14%台の上昇率を維持。12月には一時+17%台まで伸び、最終的には+16.39%で着地しました。4月に下げたものの大きな乱高下は少なく、米国株の底堅さが印象に残る1年だったと言えそうです。

過去の12月データと比較

日経平均

1970年から2025年までの56年間を振り返ると、日経平均の12月は「比較的プラスになりやすい月」であることが分かります。56年のうち38回がプラス、18回がマイナスとなっており、勝率にすると約68%。平均騰落率も+1.38%とプラスで、年末に向けて株価が底堅く推移しやすい傾向が、数字からも読み取れます。

その中で、2025年12月の騰落率は+0.17%。56年間の中では38位にあたり、結果としては落ち着いた水準でした。大きく上がるわけでも下がるわけでもなく、「静かなプラス圏での着地」といった位置づけになりそうです。

2025年12月の騰落率(前月比%)0.17%
成績38位/56年
プラスの年38回
マイナスの年18回
リスク(騰落率の標準偏差)5.15%
平均騰落率(算術平均)1.38%
年ごとの12月騰落率
騰落率の分布

S&P500

1960年から2025年までの61年間を振り返ると、S&P500の12月は「かなりプラスになりやすい月」であることが分かります。いわゆる年末ラリー(サンタクロース・ラリー)という言葉があるように、米国株は12月に強さを発揮しやすく、その傾向は長期データからも裏付けられています。61年のうち45回がプラス、16回がマイナスで、勝率は約74%。平均騰落率も+1.40%としっかりプラスとなっており、「12月は株価が上がりやすい」という市場の経験則が、数字としても確認できます。

その中で、2025年12月の騰落率は▲0.05%と、ほぼ横ばいの小幅マイナスでした。61年間の中では46位にあたり、結果としてはやや下位に位置します。大きく上昇することも急落することもなく、「静かな調整」といった1か月でした。

2025年12月の騰落率(前月比%)-0.05%
成績46位/61年
プラスの年45回
マイナスの年16回
リスク(騰落率の標準偏差)3.40%
平均騰落率(算術平均)1.40%
年ごとの12月騰落率
騰落率の分布

日本国債10年利回りの推移

今月の動き

2025年12月の日本国債10年利回りは、月を通してじわじわと上昇する展開となりました。前月末の1.812%からスタートし、月末には2.066%まで上昇。年末にかけては、金利が高い水準で推移する状況が続きました。

前月末今月末高値安値
1.812%
2025/11/28
2.066%
2025/12/30
2.073%
2025/12/22
1.864%
2025/12/02
今年の推移

2025年全体で見ると、日本国債10年利回りは年初の1.14%前後からスタートし、年間を通じて緩やかな上昇基調となりました。金融政策やインフレ動向への注目が高まる中、春先には一度大きく低下する場面もありましたが、その後は再び上昇へ。最終的には年末に2%台に乗せるなど、節目を超える動きとなった1年でした。

まとめ

2025年12月は、日本株・米国株ともに大きな波乱はなく、比較的落ち着いた相場で締めくくられました。日本株は小幅ながらプラスを維持し、米国株も一時的に調整する場面はあったものの、全体としては安定した動きでした。一方で金利は上昇基調が続き、年末には日本国債10年利回りが2%台に乗せるなど、金融環境の変化も感じられる月となりました。

そして1年を振り返ると、2025年はまさに「動きの大きい一年」でした。前半は世界的な不安定さから株式市場が揺れる場面もありましたが、後半にかけては日本株・米国株ともに力強く回復。年間を通して見ると、しっかりとプラス圏で着地しています。中でも日経平均は後半の勢いが際立ち、年間を通じて大きな上昇を記録した点が印象に残る1年でした。

毎日のニュースは流れが早くて大変だけど、月ごとに振り返ると全体の動きが見えてきて、意外と面白いんですよね。

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