パワークエリって何?Excelでのデータ整理が劇的にラクになる魔法ツール

Power Query

あの…パワークエリって…なんですか?
名前は強そうだけど、ちょっとこわいです…

ふふ、大丈夫だよ。パワークエリっていうのは、Excelの“お助けロボ”みたいなもん。面倒なデータ整理を、ポチッと一発でやってくれる優秀な子なんだよ。

「毎月同じ形式のCSVファイルを開いて、コピペして、並べ替えて、集計して…」
「複数のファイルを手作業で統合して、ミスが出てしまった…」
「データの更新があるたびに、最初からやり直し…」

Excelを使っていると、こんな “あるある” に心当たりがある方、多いのではないでしょうか。コピー&ペースト、不要な列の削除、日付の形式を整える…気づけば毎回同じ作業の繰り返し。地味に時間がかかるし、ミスも起きやすい。

そんな「繰り返し地獄」から抜け出すための救世主が、Excelに標準搭載されている「パワークエリ(Power Query)」です。

この記事では、パワークエリの基本を初心者向けにわかりやすく紹介します。

  • パワークエリってどんな機能?
  • 従来のデータ取り込みと何が違うの?
  • 実際どうやって使うの?基本操作をステップで解説!

「Excel作業をもっと効率化したい」「毎月のルーチンを自動化したい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

パワークエリって何?

パワークエリは、Excelに標準で搭載されている「データの取り込み・変換・整理」のための便利ツールです。CSVやExcelファイルなどのデータを読み込んで、整形・結合・フィルタなどの処理を簡単に行えます。

しかも、一度設定すれば次回からは「更新」ボタンを押すだけで、同じ処理を自動で再現してくれるんです。まさにデータ整理の自動化マシン

たとえば…

  • 不要な列を削除する
  • 数字や日付の形式を整える
  • 複数ファイルをまとめて1つに統合する

こうした作業、実は毎回ほぼ同じことを繰り返しているんですよね。パワークエリは、その「繰り返し作業」をレシピのように記録して、次回からは自動で調理してくれるイメージです。

料理に例えるなら…

  • 手作業 → 同じ料理を毎回作る
  • パワークエリ → レシピを登録して、次回からは自動で完成!

つまり、パワークエリは「データ整理を効率化するレシピ作成ツール」なんです。

今までのデータインポートと何が違うの?

従来のExcelでは、データを取り込むたびに毎回同じ作業を手動で繰り返す必要がありました。関数やマクロを使って処理することもできますが、習得には時間がかかるし、ミスも起こりがち。

一方、パワークエリなら一度設定した処理を保存して、次回以降はワンクリックで再実行。初心者でも扱いやすく、作業の正確性もアップします。

項目従来のインポートパワークエリ
データ取り込み手動でコピペ自動で取り込み(更新も簡単)
加工・整形関数やマクロエディターで視覚的に編集
更新作業毎回やり直しワンクリックで再取得
複数ファイルの統合手作業で結合自動で一括統合
ミスのリスク編集ミス・コピペ忘れ自動処理で安定&正確
習得のしやすさ複雑なマクロは専門知識が必要ボタン操作中心で初心者でも扱いやすい

パワークエリのここがすごい!

  • 一度設定すれば、次回以降は「更新」だけでOK
  • 複数ファイルの統合が簡単(フォルダ内のCSVを一括読み込みも可能)
  • ステップが見える化される(処理内容が一覧で確認できる)
  • 元データを壊さない(元ファイルはそのまま、安心して加工)

日々の業務の「効率化」「ミス防止」に直結する機能が満載。しかも、追加ソフトは不要。Excelがあればすぐに使えるのも嬉しいポイントです。

特に「毎月同じようなデータを整える」ような場面では、パワークエリの威力が最大限に発揮されます。

基本的な使い方(カンタンな例)

ここでは、よくある「CSVファイルの取り込み」から「整形してExcelに表示」までの流れをざっくり紹介します。初めてでも安心して試せるステップです!

STEP1:データを取り込む

まずはCSVファイルを読み込んでみましょう。

1.「データ」タブ→「テキストまたはCSVから」を選択

2.読み込みたいファイルを選んで[インポート]をクリックすると、プレビュー画面が表示されます

3.内容を確認して[データの変換]をクリック!

STEP2:クエリエディターでデータを整える

クエリエディターでデータを編集します。

こんな加工ができます

  • 不要な列を削除
  • 列名をわかりやすく変更
  • 日付や数値のデータ形式を変換
  • 列の分割や連結する

これらの操作はすべて「ステップ」として記録されるので、あとから見返したり、再編集したり、削除したりが簡単にできます。まるで“作業履歴付きのレシピ”みたいな感覚です。

STEP3:Excelシートに読み込む

編集が終わったら「ホーム」タブ →「閉じて読み込む」をクリック。

整形済みのデータが、Excelのシートに表示されます!

STEP4:次回からは「更新」ボタンを押すだけ!

元のCSVファイルに変更があった場合も、再度同じ手順を繰り返す必要はありません。表の中のセルを選んで右クリック→「更新」を押すだけで、最新データに自動で更新されます。

更新ボタンは複数の場所にあります。

  • 「データ」→「すべて更新」(→「更新」)
  • 「テーブルデザイン」→「更新」
  • 「クエリ」→「更新」

どこから押してもOK。カーソルを対象のデータ(テーブル)に合わせて更新すれば、最新状態に保てます。

編集画面(クエリエディター)はこんな感じ

編集画面(クエリエディター)の構成は以下のとおり。

領域役割
数式バー編集内容が関数のように表示される
ナビゲーションウィンドウ取り込んだクエリ(データ定義)が一覧表示される
プレビューウィンドウ実際のデータ内容が確認できる
「クエリの設定」作業ウィンドウ編集ステップが時系列で記録される

この画面で、どんな処理をしたかが一目でわかるのもパワークエリの魅力です。

一度取り込んだデータを再編集するには?

「やっぱりこの列いらないかも…」など、あとから編集したくなった場合も安心。再度クエリエディターを開く方法は2通りあります。

方法①:メニューから開く

1.「クエリ」タブ→「編集」を選択

方法②:「クエリと接続」ウィンドウから開く

1.「データ」タブ→「クエリと接続」をクリック

2.表示されたウィンドウで対象クエリを右クリック→「編集」をクリック

これでいつでも編集画面に戻れます!

まとめ

パワークエリは、Excelでの「面倒な繰り返し作業」を自動化してくれる、頼れる相棒です。 毎回のコピペや手作業に比べて、圧倒的に効率的で、ミスも減らせて、時間も節約できる――まさに一石三鳥!

一度使ってみると、「え、これまでの苦労は何だったの…?」と思うはず。そして気づけば、更新ボタンを押すだけの快適さにハマっているかも。

Excelをもっとラクに、もっとスマートに使いたいなら、パワークエリは間違いなくおすすめです。 まずは身近なCSVファイルから、気軽に試してみてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

わわっ…!ほんとに一瞬で終わっちゃった…!パワークエリって、めちゃ便利すぎです〜!これから毎日使いたい〜っ