ピボットテーブルの便利機能!タイムラインで日付フィルターが簡単に!

ピボットテーブル

ピボットテーブルで月ごとの集計を出したいんですけど……
日付が多すぎて、フィルターするのが大変です〜

それなら「タイムライン」を使ってみなよ。
日付の絞り込みが、スライダー感覚でできてラクになるよ!

ピボットテーブルで集計する際、日付データって扱いづらく感じたことはありませんか?

「月ごとに切り替えたいけど、いちいちフィルター操作が面倒…」
「特定の期間だけをパッと見たい!」

そんなときに活躍するのが、タイムライン機能です。

タイムラインを使えば、直感的な操作で日付フィルターができ、月単位・四半期・年単位など、あらゆる粒度での集計がスムーズにできるようになります!

この記事では、Excelのタイムライン機能の基本的な使い方から活用例までをわかりやすくご紹介します。

タイムライン機能とは?

タイムライン(Timeline)とは、ピボットテーブルの日付フィールドに特化したフィルター機能です。

画面上にスライダーのような操作パネルが表示され、クリックやドラッグで期間を選択するだけで、ピボットテーブルの表示を切り替えられます。

通常の「フィルター」や「スライサー」と違って、日付の集計単位(年・四半期・月・日)を簡単に切り替えられるのも特徴です。

ピボットテーブルに日付型フィールドが含まれている場合に使用できます。

基本の使い方

3ステップで簡単!
  1. ピボットテーブル内の任意のセルクリック(どこでもOK)
  1. 「ピボットテーブル分析」タブ →「タイムラインの挿入」をクリック
  1. 日付フィールドを選んで「OK」

これだけで、タイムラインが表示されます。

表示単位の切り替え

タイムライン右上にある「▼」メニューから、

  • 年(Years)
  • 四半期(Quarters)
  • 月(Months)
  • 日(Days)

を選べます。

たとえば「月」表示にすれば、1月〜12月がスライダーとして表示され、クリック一つで集計期間を絞れます。

期間の選択

マウス操作で期間を選べます。

  • 1つだけ選ぶ:クリック
  • 複数月を選ぶ:ドラッグ
  • 選択解除:右上の「クリア」ボタン
注意ポイント

タイムラインでは、バラバラの日付を選ぶことはできません。
連続した期間だけを選べる仕組みなので、その点はちょっと気をつけてください。

応用・便利な使い方

スライサーと組み合わせて、さらに便利!

タイムラインは日付専用スライサーといえますが、他のフィールド(商品カテゴリ、担当者など)には通常のスライサーを併用できます。

たとえば…

  • タイムライン → 「2024年1月〜3月」
  • スライサー → 「担当者:〇〇さんのみ」

のように、複数条件でフィルターすることで、データ分析がグッとしやすくなります。

複数のピボットに同時反映させる

1つのタイムラインで、複数のピボットテーブルを同時に操作することも可能です。

  1. タイムラインを選択
  2. 「タイムライン」→「レポートの接続」をクリック
  1. 対象のピボットテーブルにチェック!

これで、1つの操作で複数の表が連動します。ダッシュボード作成にも便利!

年・月ごとのトレンド分析に最適

日付を「年」や「月」単位で切り替えながらデータを眺めることで、

  • 季節ごとの売上推移
  • 月別の問い合わせ件数

など、トレンドを見つけやすくなります。

タイムラインの注意点:バーが長くなりすぎることがある

とても便利なタイムライン機能ですが、実際に使ってみると「なんだかバーがやたら長い…」と感じたことはありませんか?

これは、表示される期間が長いことが原因です。

タイムラインは、日付フィールドに含まれるすべての期間をバーに表示します。

たとえば…

  • 毎日データがある場合 → 「日」単位で数百個の項目が並ぶ
  • 数年分のデータがある場合 → 「月」でもかなり長くなる

こうしたことから、画面いっぱいに長いバーが広がってしまうことがあります。

長すぎるタイムラインを短くするには?
サイズを手動で調整する
  • タイムラインの右端をドラッグすれば幅を縮められます
  • 必要に応じて高さも調整可能です
表示単位を切り替える
  • 「日」→「年」や「四半期」に変更すると項目数が減り、コンパクトになります
  • タイムライン右上の「▼」から簡単に切り替え可能
使いやすい位置に移動する
  • タイムラインはセルと独立したオブジェクトなので、邪魔にならない場所に配置できます
  • 表の上、下、右など、レイアウトに応じて調整してみましょう
それでも長すぎるときは…
  • 必要な期間だけを表示するように、元データを整える
  • 別のフィルター方法(スライサーなど)との併用も検討

タイムラインはとても便利なツールですが、「すべての日付を出す」前提で作られているため、データが多いと見づらくなることがあるのは注意点です。

まとめ

ピボットテーブルのタイムライン機能を使えば、手間なく直感的に日付を絞り込めるので、「毎月の報告資料作成」や「分析作業」がぐっと楽になります。

特に、

  • 日付ごとの傾向を確認したい
  • 毎回手動で日付フィルターするのが面倒
  • 見やすくインタラクティブな表を作りたい

という方にはピッタリ!

日付があるピボットテーブルなら、タイムラインを使ってみると便利ですよ〜。

これが…ピボットの新たなる力、“タイムライン”!
次元を超えた集計が、今始まる…っ!!!