【Power Query】コピペ不要!Excelの複数シートを自動で1つにまとめる方法

Power Query

先輩~!毎月の売上データ、毎回コピペするの正直めんどくさくて…
なんかラクにまとめる方法ないですか?

あっ、それならいい方法あるよ。Power Queryを使えばシート増えても自動で集約できるから、コピペとはもうおさらばだよ。

「毎月の売上データが、シートごとにバラバラ…」
「いちいちコピペして集計してるけど、もう面倒!」

こんなふうに、同じ構造のデータが複数のシートに分かれていて、それをひとまとめにしたいってこと、よくありますよね。 たとえば月ごとの売上データとか、店舗ごとの実績など。

そんなときに頼れるのが Power Query(パワークエリー)!地道な手作業をグッと減らして、効率よくデータ整理ができるんです。

この記事では、Power Queryを使って「複数のシート」からデータを取り込んで、1つのテーブルにまとめる方法をご紹介します。

データを結合すればピボットテーブルで集計しやすくなるので、ぜひチェックしてみてください。

取り込む用のExcelファイルを用意

結合したデータを取り込むためのブックを開きます。新規作成してもいいです。

そしたら「データ」タブ → 「データの取得」 → 「ファイルから」→ 「Excelブックから」を選択!

データが入っているExcelファイルを選び、[インポート] をクリックします。

Power Queryでファイルを読み込む

Excelファイルを選んだら [データの変換] をクリック。

これで全シートがインポートされますが…
この時点では、まだ中のデータまでは取り込まれていません。

注意

Excelファイルではなく、個別のシートを選んで取り込むと…

  • 手動で結合が必要になる
  • シートが増えたとき自動で反映されない

といった不便なことが出てきます。なので “Excelファイル単位”で取り込みましょう!

各シートのデータを展開しよう

読み込んだクエリの中の「Data」列の右端にある展開アイコンをクリックします。 中にある列を確認し、[OK] を押して展開!

  • すべての列を展開したいときは「すべての列を選択」にチェック
  • 個別に選ぶときは、列名を1つずつチェック

ただ、列名が「Column」となっていてデータの中身が分かりにくいです。後で不要な列を削除できますので、とりあえずここでは「すべての列を選択」しちゃってもいいと思います。

シートの中身を展開しました。

データを整えていこう

展開したままだと見づらいので、ここでデータを整形していきます。
よく使う操作はこんな感じ。

不要な列を削除

「シート名」などの余計な列は削除してスッキリさせましょう。

展開したデータの後ろにある不要な列なども削除します。

「1行目をヘッダーとして使用」を適用

表の見出しが1行目にある場合は、これを選んでテーブルを整えましょう。

ダブっている見出し行を削除

各シートで使っていた見出しがデータに混ざっていることがあるので、フィルターで除きます。
右端にある▼アイコンをクリックして、消したいデータのチェックを外します。

データ型の変更

左端のアイコンをクリックして、適切なデータ型に変換(数値や日付など)。

複数列を一気に変えたいときは、列を選んで「変換」タブ→「データ型」から選びます。

並び替えで見やすく

右端にある▼アイコンをクリックして、「昇順で並べ替え」をクリック。

必要に応じてソートして、表の見やすさアップ!

最後に読み込み!

準備ができたら「ホーム」タブ→「閉じて読み込む」をクリック。

これですべてのシートからデータが1つのテーブルにまとまりました!

ピボットテーブルで月集計をサクっと出してみます。

一つのテーブルになっているので、集計がラクです。

新しい月が追加されたときも楽ちん!

データファイルに新しいシートが追加されても

  • 右クリックメニューの「更新」
  • 「データ」タブ→「更新(すべて更新)」

のどちらかでOK!

試しに「2023年12月」と「2025年1月」のシートを追加してみます。

結合したテーブルを選択して、右クリックメニューの「更新」を押します。

自動でデータが更新されました。

ピボットテーブルも同様に更新します。

こちらも簡単・一発更新です!

これで、毎月の集計作業から開放されました!

まとめ

Power Queryを使えば、フォーマットが同じ複数のシートを自動でひとつのテーブルにまとめることができます。コピー&ペーストの地道な手間を減らせるうえに、ミスも防げて時間も節約!まさに一石三鳥の便利ツールです

  • シート構造が同じなら、再読み込みだけで最新データに即反映!
  • Power Queryエディターで設定を変えれば、柔軟にカスタマイズできる!
  • データ管理の一貫性がぐっとアップしてミスも減る!

毎日の集計や月次レポートのようなルーチンワークこそ、こうした自動化が本領発揮。初めて使う人も、一度セットアップしてしまえば「なんでもっと早くやらなかったんだろう…」ときっと感じるはずです。

Power Queryは、データ整理を“仕組み化”するための心強い第一歩。さっそく試して、業務のムダを減らしてみましょう!

えっ…なにこれ、めちゃくちゃ便利じゃないですか!? 毎月コピペしてた時間、全部ムダだったってことですか…!もっと早く教えてくださいよ〜!!